過食嘔吐が太る原因4つを解説!吐いても痩せないのはなぜ?

過食嘔吐 太る

 

「太りたくはないが、食べたい気持ちを抑えられない。」という状態が高まってくると、過食嘔吐というところまで進んでしまいます。

 

過食嘔吐をしていると痩せてしまうのでは?と思いますが、痩せるどころか逆に太ってしまうおそれがあるそうです。

 

吐いているから太らないように思えますが、なぜ過食嘔吐は太るのでしょうか?

 

ここでは、過食嘔吐が太る原因4つと吐いても痩せない理由について紹介してきます。

 

 

1.嘔吐しても太る!血糖値上昇による悪循環

 

過食嘔吐 太る

 

食べたものを吐き出していれば、太るはずがない!と思いますよね。

 

普通はその通りですが、過食嘔吐の場合は「過食」をしているという点がポイントなのです。

 

吐く前に過食をしているので、その分カロリー摂取が一般よりも高くなります。

 

また、血糖値を操作するインスリンというホルモンの分泌によっても変化が生じてきます。

 

スポンサーリンク

 

食べ過ぎると、血糖値が急激に上昇します。

 

糖質は脳やその他の臓器を動かすエネルギーとして必須の栄養素です。

 

必要不可欠ですが、多すぎると今度は体にとって毒になるので、インスリンを分泌させて血糖値を抑える働きをします。

 

そして、筋肉や脂肪の組織に回して糖質の量を安全圏に保つ働きをします。

 

運動などで糖質を燃焼できれば問題はありませんが、そのまま残ってしまうと脂肪になって体重が増加するのです。

 

つまり、過食すると血糖値が一気に上がるため、インスリンが分泌して体重が増加するという仕組みです。

 

血糖値が下がると、空腹を覚えるのでまた食べてしまうという悪循環に陥ってしまうようです。

 

 

2.嘔吐が逆効果に!栄養を蓄える機能が増してしまう

 

過食嘔吐 太る

 

過食嘔吐をすると、摂取した食べ物があまり消化されずに体外へ排出されます。

 

動物の体は素晴らしい仕組みをもっており、生命を維持させるために栄養が満足に摂れないときは一生懸命に栄養を蓄えようとします。

 

スポンサーリンク

 

過食しても嘔吐によって消化しきれないまま吐き出されるので、ちょっとの食べ物でも一生懸命に栄養を蓄えようとします。

 

つまり、嘔吐によってあまり食べ物が体に残っていないのに、栄養を摂ろうとする力はそのままで、もしくは通常以上に供給量が増してしまいます。

 

それは少しの食事でも太る体質になってしまうことになり、嘔吐をしたとしても痩せるばかりか太ってしまうのです。

 

 

3.食べた物はすべて嘔吐できない

 

過食嘔吐 太る

 

過食嘔吐で胃の中のものをすべて吐いたと思っていても、場合によっては食べ物が残っていることもあります。

 

また栄養の吸収は食べた直後から生じるので、栄養を吸収する前にすべてを出すことは難しいのです。

 

食事中でもすぐに栄養は吸収されていきますから、食後に吐いても痩せるばかりか、太りやすくなってしまうわけです。

 

 

4.過食嘔吐をする自分にストレスを感じる

 

過食嘔吐 太る

 

過食嘔吐を繰り返すと、太るという悪影響だけでなく、喉の炎症やがん、さらには虫歯や窒息の危険性などがあります。

 

身体的な負担だけでなく、嘔吐における罪悪感自己嫌悪などの精神的なストレスも合わさり、心身ともに追い込まれてしまいます。

 

そして、ストレス状態から抜け出そうとして余計に食べてしまうのです。

 

するとまた嘔吐を繰り返して太りやすい体質を自ら作るという悪循環に陥っていくわけです。

 

 

まとめ

 

過食嘔吐によって太る原因について見ていきました。

 

「吐くのだから、太るわけがない。」と思われるかもしれませんが、実際には太りやすい体質になってしまうことがわかりましたね。

 

過食嘔吐が太る理由をまとめました。

 

【なぜ過食嘔吐が太る理由】

 

  • 過食によって血糖値が一気に上がる
  • 嘔吐によって栄養摂取量が少ないので、栄養を摂るための機能が余計に増してしまう
  • 全てを吐きだすことはできない
  • 過食嘔吐そのものに対するストレスで更に食べてしまう

 

太らないためには「食べ過ぎたら吐いてしまえばいい。」という単純なことではありません。

 

嘔吐を繰り返すことは胃腸に負担をかけることになりますし、精神的な問題も多くデメリットが大きいので早めの治療が求められます。