嘔吐が怖い!嘔吐恐怖症になる原因と対処法!病院での治療法は?

嘔吐 恐怖症

 

嘔吐は体内にウイルス等が入り込んだときに吐き出す防御本能で、生命維持のためには必要なものなのです。

 

しかし、嘔吐に恐怖感を感じる人も少なくありません。

 

嘔吐に精神的な怖さを感じる症状を、「嘔吐恐怖症」と呼んでいます。

 

嘔吐恐怖症は何が原因で生じてしまうのでしょうか?

 

また克服するにはどうしたらよいのでしょうか?

 

ここでは、嘔吐恐怖症になる原因と対処法について紹介してきます。

 

 

嘔吐恐怖症になる原因

 

嘔吐 恐怖症

 

嘔吐恐怖症は自分や他人が吐くことに対して、強迫的な恐怖を過度に感じる状態のことを指します。

 

ここから、鬱やパニック障害、不安神経症などを伴う場合もあり、違う病気を引き起こすこともあるほどです。

 

具体的には、自分が嘔吐をするのが怖くて、吐きたくても我慢をして嘔吐ができないというケースが多いです。

 

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過去に嘔吐で苦い経験や恥ずかしい体験をしてきた人は、それがトラウマとなって嘔吐をするのを極端に嫌がってしまうのです。

 

また過去に他人の嘔吐でヒドい経験をした人も、精神的なダメージを受けてしまい嘔吐に対して恐怖を感じてしまいます。

 

相手が嘔吐することによって「自分も誘発されて吐いてしまうのではないか。」という漠然とした不安感のせいで精神的に不安定になってしまうのです。

 

 

嘔吐恐怖症が重症化するとどうなる?

 

嘔吐 恐怖症

 

嘔吐恐怖症は自分で見たり体験をした現実が強烈に胸に焼き付き、精神的な症状として出てきます。

 

本来、不安や恐れといったものは生命維持のための防衛本能として備わっているものです。

 

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ところが、毎回不安になってしまうと自己防衛どころではなくなってしまいます。

 

症状がヒドくなると、人の多い街中を歩くのが怖くなり、「ここで吐いたらどうしよう。」という不安から落ち着かなくなります。

 

そして動悸やパニックを引き起こすこともあるのです。

 

こうした体験を一度でもしてしまうと、人が多い場所に行くのが嫌になってしまいます。

 

だからとって自宅にいれば安心というわけでもなく、「食事をした後に吐いたらどうしよう。」、「お風呂に入っているときは大丈夫だろうか。」と心配しすぎてしまい、気持ちが休まりません。

 

この状態が長く続くと、精神的にどんどん追い込まれていき、になったりしてしまうのです。

 

 

嘔吐恐怖症の対処法は「ストレス解消」から!

 

嘔吐 恐怖症

 

嘔吐恐怖症を克服するためには、現在自分がどの程度の症状なのかを理解する必要があります。

 

精神的なストレスによる病気は、どこまで症状が悪化しているのか外から判断することは難しいため、本人の自覚が大切なのです。

 

嘔吐恐怖症の症状がそこまで重くない場合は、「ストレス発散」することで症状が落ち着くケースがとても多いそうです。

 

毎日余計な不安を抱えているので、心が傷つきストレスが溜まっていきます。

 

ストレスを上手に発散できる方法を見つけられるといいですね。

 

カラオケなどは大きな声を出してスッキリしそうでいいですが、軽い運動やスポーツなどできれば体を動かす趣味を見つけると症状が軽くなるかもしれません。

 

専門医でおこなう嘔吐恐怖症の治療法は?

 

嘔吐 恐怖症

 

嘔吐恐怖症が原因で外に出るのも難しいほど悪化している場合は、自ら治すことはとても難しいでしょう。

 

そこで心療内科など専門医に相談し、二人三脚で気長に治療を進めていくことをおすすめします。

 

一般的には処方薬と「行動治療法」が有効だと言われています。

 

たとえば、「今日はこの駅まで行ったから、明日はこの信号を超えるところまで行こう。」という風に、少しずつ成功体験を積み重ねていき、「自分でもできる!」ということを脳に理解させる方法です。

 

 

まとめ

 

嘔吐恐怖症は過去にあった嘔吐に関係するツライ記憶が、トラウマとなって発症するケースが多いです。

 

心の傷によって嘔吐を恐怖に感じてしまい、日常生活に影響が出るほど思いつめてしまうのです。

 

改善方法は、症状によって異なります。

 

ここでは軽いケースと、重いケースの2つを紹介しましたので参考にしてください。

 

軽度であれば、体を動かしたり、楽しめる趣味をみつけてストレス解消をすることが有効です。

 

重度の場合は、自身で改善することは困難かもしれませんので、心療内科などの専門医を受診しましょう。