新生児がミルクを吐く原因4つと解決法!病気による吐き方の特徴は?

新生児 ミルク 吐く

 

生後7日以内の赤ちゃんを新生児といい、口から母乳やミルクを摂取して栄養補給を行うようになります。

 

大人であっても初めてのことに挑戦するときは、何が起きるかわからない不安な状態でスタートしますよね。

 

新生児にとっての母乳やミルクの摂取はまさにその状況と同じなので、慣れていない分吐くことも多いのです。

 

では、新生児がミルクを吐いてしまうのは、どうしてなのでしょうか? また、どんな対処をするべきでしょうか。

 

ここでは、新生児がミルクを吐く原因4つと解決法について紹介してきます。

 

 

1.新生児はミルクを飲むことに慣れていない

 

新生児 ミルク 吐く

 

赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいるときは、母親から胎盤を通じて直接栄養を補給していました。

 

そのため自分で摂取する必要はなかったのですが、この世に生まれてきたからには自分で栄養を補給しなければいけません。

 

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当然、新生児は口から栄養を補給するにしてもミルクを飲み慣れていないので吐く回数が増えてしまいます。

 

初めての育児だと何もわかりませんし、「吐いたのだから、病気なのかも?」と不安になってしまいますよね。

 

しかし、新生児の体はまだまだ未発達な段階なので、吐きやすい構造をしているのです。

 

つまり新生児がミルクを吐くという行動は、決して珍しいものではなくよくあることなのです。

 

 

2.新生児は胃が未発達!ゲップを出させるのはなぜ?

 

新生児 ミルク 吐く

 

新生児は上手にミルクを飲むことができませんので、空気を一緒に取り込んでしまいます。

 

ミルクを飲ませたら背中をポンポンと叩いてゲップを出させますが、これは取り込んでしまった空気を外に出してあげないと、おなかが苦しくなってしまうからです

 

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また、ゲップをさせてあげないと、空気と一緒にミルクを吐き出してしまうので、赤ちゃんにとっても迷惑な状況となります。

 

ミルクをあげたのに泣きじゃくっているときは、ゲップが出しきれていないのかもしれません。

 

空気を出し切るまで、ポンポンと叩いてあげましょう。

 

空気と一緒にミルクを吐き出してしまうと「病気では?」と疑ってしまいますが、胃そのものがまだ未発達なためにゲップと一緒に出てしまうだけなのです。
吐く量がそれほど多くなければ心配ないことがほとんどです。

 

 

3.飲ませ過ぎがミルクを吐く原因に!新生児が満腹になる目安は?

 

新生児 ミルク 吐く

 

新生児がミルクで吐く原因で多いのが、「飲ませすぎ」です。

 

初めての育児であれば、誰もがこの経験をするかもしれません。

 

新生児に、どれだけのミルクを飲ませるべきなのか判断がつきにくいですよね。

 

赤ちゃんが飲み終わってもまだ欲しがって泣くこともありますし、規定量以上を飲ませてしまうこともあるでしょう。

 

そして新生児も自分が飲み過ぎているかどうかが分からないのです。

 

そのため、与えられればどんどん飲んでしまって、胃がいっぱいになると吐き出してしまうのです。

 

これを防ぐには、あらかじめ授乳時間を計測しておきます。

 

赤ちゃん自身が吐かない程度の満腹感を感じる時間を目安に授乳を終えるようにしていきましょう。

 

 

4.病気の疑いがあることも!要注意なミルクの吐き方は?

 

新生児 ミルク 吐く

 

通常の吐き方であれば、よくあることなので特に問題はありません。

 

しかし、新生児が鼻からミルクを出したり、噴水のように吐き出すような異常が見られたら、胃の出口である「幽門」という箇所が狭くなっている恐れがあります。

 

胃から腸へミルクが通りにくくなるため、栄養不足や脱水症状により赤ちゃんの顔色が悪くなり、ぐったりしてくるのですぐに病院へ行きましょう。

 

幽門狭窄症という病気は、生後7日〜10日あたりから見られる新生児特有の病気ですが適切な治療を行えば完治できます。

 

嘔吐の状態に異常がみられるかどうか常にチェックしておきましょう。

 

 

まとめ

 

ここでは新生児がミルクを吐く原因や対処法について紹介しました。

 

初めての育児であれば、嘔吐の回数が多いことに驚かれることでしょう。

 

ほとんどの場合は新生児によく見られるものですので、あまり神経質になる必要はありません。

 

しかし、吐き方が明らかにおかしいと感じたら病気のおそれがありますので、すぐに病院へ行きましょう。

 

ミルクがダラリと口から垂れる程度で、吐いたあとも赤ちゃんが元気で体重が増えていれば、まず大丈夫といえるでしょう。