ストレス?病気?過食嘔吐になる3つの原因と治療法について!

過食 嘔吐 原因

 

 

摂食障害の一つとして分類されているのが、過食嘔吐です。

 

症状としては、「自らの意思で多く食べてしまい、後で自分で指を喉に突っ込むなどして嘔吐をする。」

 

この繰り返しをする疾患であり、国が認定している難治性疾患に含まれています。

 

治すのが難しい過食嘔吐は何が原因で引き起こされてしまうのでしょうか?

 

ここでは、過食嘔吐になる3つの原因と治療法について紹介してきます。

 

 

1.ストレスによる過食嘔吐の特徴

 

過食 嘔吐 原因

 

過食嘔吐を引き起こす一番の原因は、「心因的要因」です。

 

現代は誰もがストレスを受けながら生活をしています。

 

どんどん便利な時代になりますが、精神的なストレス症状を訴える人は昔よりも多くなっています。

 

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この精神的なストレスを発散させる方法として、「過食」に走った場合はひたすら食べ続けるという症状が特徴です。

 

食べると満腹中枢が刺激されてセロトニンが分泌されます。

 

セロトニンは幸せや幸福という感覚を与えるものなので気持ちが癒されるのです。

 

この感覚を覚えてしまうと、ストレスの発散のために過食に走るようになります。

 

そして、ここから先に進むと嘔吐という行動を起こすようになってしまうのです。

 

 

2.痩せたいのに過食してしまう!心因的要因によるもの

 

過食 嘔吐 原因

 

過食だけでなく嘔吐までする理由として「コンプレックス」があります。

 

こちらも心因的な原因になりますが、過食嘔吐を患う率は圧倒的に女性が多いです。

 

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太ることへの自責、ダイエットへの過度な強迫概念。

 

こうした気持ちが合わさることによって、過食した分をどうにか戻さなければいけないと思い、嘔吐してしまうのです。

 

過食までなら多くの人が経験しますが、更に嘔吐までしてしまうのはもう一段階上の心因的な要因が重なっていることが原因なのです。

 

 

3.満たされない欲求を過食嘔吐で充たす

 

過食 嘔吐 原因

 

過食嘔吐をする原因として、「満たされない想い」を持っている場合があります。

 

ストレスと少し関係していますが、現代社会では求められるものが多くて、それを達成するのが難しいときもあります。

 

すると何か満たされない感じになり、精神的に落ち着かなくなります。

 

しかし、食べると満腹中枢が刺激されるので、お腹がいっぱいになります。

 

この満腹感が「満たされた」という感覚を生み、生活で満たされない想いを埋めてくれるようになります。

 

すると満たされない想いを埋める手段として、過食に陥ってしまうのです。

 

しかし、もともと望んでいる過食ではないため、食べ過ぎに対する罪悪感が強くなり嘔吐するようになるというわけです。

 

 

治療は焦らずに!心療内科を受診しよう

 

過食 嘔吐 原因

 

過食嘔吐の原因は、心因的な問題が大きく関係しています。

 

薬などで治るものではなく、心を正常の状態に戻すために治療には時間がかかります。

 

まずは過食してしまう原因を特定し、そこから治療を進めていきます。

 

もちろん個人で行うには難しい問題もあるでしょうから、心療内科などを頼って焦らずゆっくりと治療を進めていきます。

 

 

まとめ

 

過食嘔吐の原因と対処法について紹介しました。

 

単なるストレスだけではなく、いくつかの要因が重なることで起きてしまうのが特徴です。

 

「過食で満たされない思いを満たしても、太りたくないので嘔吐する」という心因的な問題と女性心理が複雑に絡んでいるといえますね。

 

嘔吐までしないにしても「ストレスで太った」という女性も多いですよね。

 

これはストレス発散法として食べ過ぎてしまうからでしょう。

 

現代人はストレスによって心因的症状に冒される率が増えています。

 

日頃から無理をせずストレスを溜めないことを心がけましょう。

 

過食嘔吐は難治性の疾患として国から認められているほどなのでゆっくりと治療を続けることが肝心です。