腹痛と嘔吐の症状が特徴的な4つの病気を解説!原因と対処法について

腹痛 嘔吐

 

突然、出先で腹痛になると困りますよね。

 

胃腸は外部からの刺激に弱く、ちょっとした異変で腹痛が起こることが少なくありません。

 

腹痛は痛みの度合いだけでなく、嘔吐を伴う場合は何らかの病気が原因である場合があるのです。

 

では、腹痛と嘔吐の症状があるときは、どのような病気が関係しているのでしょうか?

 

ここでは、腹痛と嘔吐の症状が特徴的な4つの病気について紹介してきます。

 

 

1.ストレスが原因?強烈な腹痛「急性胃炎」

 

腹痛 嘔吐

 

吐き気や嘔吐に腹痛を伴う場合は、「急性胃炎」の疑いがあります。

 

外来での受診率が多い病気のひとつで、ストレスや鎮痛剤の服用によって胃の内部が炎症を起こし出血を伴っている状態を指します。

 

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命の危険がある病気ではありませんが、日常生活に支障をきたすほどの腹痛に悩まされることがあり、具合よっては症状が強く出てくるのが特徴です。

 

胃酸過多傾向であれば、胃酸を抑える薬、さらには胃の粘膜を保護するような薬を使って治療します。

 

医師から処方される薬のほうがいいですが、市販でも効果が期待できる薬が多くあります。

 

急性胃炎は再発性が高い病気です。

 

「発症したら治療する」のパターンは、根本的な部分を解決できていないので再発しやすいのです。

 

原因となっているストレスや不規則な生活などを解消することが治療にはとても大切です。

 

 

2.みぞおちの激痛が特徴的「胃潰瘍と十二指腸潰瘍」

 

腹痛 嘔吐

 

腹痛だけでなく嘔吐を伴う場合は、「胃潰瘍・十二指腸潰瘍」もあります。

 

みぞおち付近が急に痛くなり、我慢できないほどの激しい症状になる場合が多いと言われます。

 

【胃潰瘍と十二指腸潰瘍の痛みの特徴】

  • 胃潰瘍の場合・・・食後に痛みが出やすい
  • 十二指腸潰瘍・・・空腹時に痛みが出やすい

 

しかし患者さんによって痛み方はまちまちで、中には全く痛みを感じない人もいますので必ずしも腹痛が伴うというわけではなさそうです。

 

炎症を止める薬が処方され、生活習慣の改善というような根本からの治療が求められます。

 

 

3.激痛でない場合もある「虫垂炎」

 

腹痛 嘔吐

 

腹痛と嘔吐が共に激しい場合には 「虫垂炎」の疑いもあります。

 

別名で盲腸と呼ばれ、こちらのほうがなじみ深いかもしれませんね。

 

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激しい痛みを連想される盲腸ですが、実は痛み方にはかなりの個人差があり、そこまで激しい腹痛ではない場合もあると言われています。

 

人によっては「ちょっとお腹が痛いと思っていたら実は盲腸だった。」ということもあるのです。

 

深刻な状態になってから痛みだすと、激痛になることがあるようです。

 

抗生物質や点滴によって完治するケースもありますが、ほとんどは手術での治療が一般的かもしれません。

 

 

4.激しい痛み!「尿路結石」の尿の特徴は?

 

腹痛 嘔吐

 

背中を叩かれると意識が吹き飛ぶほど激し痛みを感じるのが、尿路結石です。

 

高齢者の方に多い病気というイメージがあるかもしれませんね。

 

何が原因で発症するのかはっきりわかっておらず、地域や遺伝などが強いと言われています。

 

症状は激しい腹痛から吐き気を伴い、場合によっては嘔吐をします。

 

尿が赤くなるようでしたら、高い確率で尿路結石になっていると考えられます。

 

痛み止めの薬を飲み、尿から石が出てくるのを待つという方法が取られますが、うまくいかない場合は泌尿器科で手術を受けることもあります。

 

 

まとめ

 

腹痛から嘔吐を伴う病気について代表的な4つの病気を紹介しました。

 

普段の生活に病気を発生させる原因が含まれていることもあるので、十分に注意をしましょう。

 

病気の根本的な原因を発見し、改善することが治療には不可欠です。

 

病気の治療と共に日頃の生活習慣を見直し、バランスの良い食事・睡眠・休息・運動・ストレス解消を意識しておこなうようにしましょう。

 

病気を克服した後の予防としても不摂生しないことがなにより重要なことですから、再発しないためにもしっかりと対処をしていきましょう。