頭痛・嘔吐・熱の症状が特徴的な4つの病気とは?病院は行くべき?

頭痛 嘔吐 熱

 

風邪をひくと、熱が上がります。

 

これは体温を高めることで免疫機能を活性化し、細菌やウイルスを退治するというのが目的なので、生命維持に欠かせない反応です。

 

熱だけでなく、頭痛や嘔吐を伴う場合もあります。

 

このようにつらい症状が重なると日常生活を送るのが難しくなってしまいますね。

 

熱以外にも頭痛や嘔吐を発症してしまう場合は何が原因なのでしょうか?

 

ここでは、頭痛・嘔吐・熱の症状が特徴的な4つの病気について紹介してきます。

 

 

1.高熱が特徴「インフルエンザ」の対処法!

 

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インフルエンザは高熱がサインで、頭痛や関節痛、嘔吐を伴うこともあります。

 

毎年大流行しますので、ほとんどの人が経験されているのではないでしょうか。

 

免疫力が弱い子供や高齢者の方がかかりやすく、場合によっては違う病気を引き起こす恐れがあるので軽くみてはいけない病気です。

 

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インフルエンザウイルスが、体内に侵入して膨大に増殖すると症状が出てきます。

 

最初は寒気や違和感を感じる程度ですが、急激に熱が上がり、頭痛や嘔吐といった症状がみられるようになります。

 

流行時期に高熱が出て、インフルエンザの疑いがあればすぐに病院へ行きましょう。

 

発症後すぐに病院へ行くと検査結果が陰性になることがありますので、少し時間を置いてから受診したほうがいいと言われています。

 

 

2.命の危険も!「髄膜炎」の危険性

 

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高熱から頭痛と嘔吐といった症状を出すものに、「髄膜炎」があります。

 

脳と脊髄を包む髄膜にウイルスや細菌が入り込んで感染し、炎症して引き起こされる病気です。

 

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髄膜が炎症すると、頭痛や嘔吐だけでなくめまいや言語障害、意識障害を伴うこともあります。

 

肺炎球菌などが原因の場合は重症化しやすく、命にかかわるおそれがあります。

 

髄膜炎は、普通の風邪やインフルエンザとは明らかに症状が違います。

 

頭をハンマーで叩かれているかのうような頭痛、胃に何も残っていないのに嘔吐を何度もする。

 

さらに意識がもうろうとしているなどの症状が特徴で、異変にすぐに気づくでしょう。

 

上記の症状があればすぐに病院へ行くようにしてください。

 

 

3.免疫が弱い人は要注意!「レジオネラ菌」

 

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循環式の浴槽を使用している場合、レジオネラ菌が繁殖しているおそれがあります。

 

レジオネラ菌はそこまで感染力が強いものではなく、健康な体であれば感染してもほとんどは症状を出さないまま死滅します。

 

しかし、小さい子供やお年寄りの方など、免疫機能が弱っている場合には注意が必要です。

 

誤って浴槽のお湯を飲んだりすると感染することもありますので、小さな子供は目をそらさずにしっかりと見ておきましょう。

 

感染して発症すると、高熱、頭痛、嘔吐を引き起こします。
 
またレジオネラ菌に感染すると肺炎になりやすいので併せて注意が必要です。

 

 

4.高熱が続く「急性腎炎」の危険性

 

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ストレスや疲労が蓄積されると、急性腎炎を患う率が高まるといわれています。

 

腎臓の機能が急激に低下し、高熱や吐き気、嘔吐、頭痛といった症状が特徴で、放置すると非常に危険な病気です。

 

もし熱がなかなか下がらないなどの異常が見られたら、病院で血液検査をしてもらいましょう。

 

血液検査をすることによって、自分の体の状態について様々なことを知ることができます。

 

 

まとめ

 

頭痛や熱、嘔吐などがみられる病気4つを紹介しました。

 

4つの病気はいつもの風邪とは明らかに症状が違うので、本人や親、保護者も気が付きやすいでしょう。

 

熱、頭痛、嘔吐など3つの症状が重なる場合は素人判断で「そのうち治るだろう。」と思いこむのはやめましょう。

 

体に何らかの異常が起きているサインなので、躊躇せずにすぐに病院へ行ってくださいね。

 

処置が遅くなっては大変ですし、早めの対処が重症化を防ぐことにもなるのです。