幼児が嘔吐する3つの原因と対処法!水分補給や食事はいつからOK?

幼児 嘔吐

 

子供は病気にかかりやすく、大人と違って免疫力が強くありませんので、すぐに寝込んでしまうことも多いです。

 

発熱だけでなく、嘔吐や下痢、腹痛を伴うこともあり重症化するケースも見られます。

 

幼児が嘔吐をすると、大きな病気ではないかと心配になってしまいますよね。

 

幼児が嘔吐をする場合は、どんなことが原因となっているのでしょうか?

 

ここでは、幼児が嘔吐する3つの原因と対処法について紹介してきます。

 

 

1.病気による幼児の嘔吐!急性胃腸炎の種類や症状は?

 

幼児 嘔吐

 

幼児が嘔吐を伴う病気の90%ほどがウイルス感染による、急性胃腸炎です。

 

急性胃腸炎は様々なウイルスや細菌によって引き起こされますが、特に秋口から冬にかけて急激に患者数が増える「ノロウイルス」には要注意です。

 

激しい嘔吐や下痢、40℃近い発熱を急に発症するのが特徴です。

 

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嘔吐物や便にはウイルスが付着しており、患者の家族が素手で掃除をするとすぐに感染してしまうほど、非常に感染力が強いため予防が難しいのです。

 

ノロウイルスだけでなく、他にはロタウイルス、アデノウイルスなどが知られています。

 

アデノウイルスに関しては一年中感染者が報告されていますので、季節に関係のない感染病として認識しておきましょう。

 

 

2.大泣きが原因の幼児の嘔吐

 

幼児 嘔吐

 

ウイルスや細菌による感染症以外で、幼児が嘔吐をする原因があります。

 

幼児はまだ感情表現が上手にできないため、一旦泣いたらなかなか泣き止むことができません。

 

すると呼吸が乱れ、空気を多く胃に取り込んでしまうことで胃周辺が圧迫されてしまいます。

 

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胃に異物が入り込んだと脳が認識して、空気を吐き出すように命令を出します。

 

このときに、取りこんでしまった空気と一緒に胃の内容物も吐き出してしまうのです。

 

これは幼児特有の嘔吐であり、風邪や胃腸炎という病気が原因ではありません。

 

一回吐けば脳はセロトニンを分泌させるので、泣き止みます。

 

そしてほとんどの場合、それ以上は嘔吐をすることもなくケロっとしているのが特徴です。

 

 

幼児が嘔吐したときの対処法!水分補給や食事はいつから?

 

幼児 嘔吐

 

幼児が急性胃腸炎になってしまったら、どう対処するべきなのでしょうか。

 

幼児は胃腸の動きや大きさが大人とは違っているので、幼児に適した対処法を行いましょう。

 

嘔吐直後は胃腸の動きが鈍くなっているので、2時間ほどは何も飲ませたり食べさせたりしてはいけません。

 

吐き気が落ち着いてきたら少量ずつスポーツドリンクなどを飲ませます。

 

飲み物を吐かなくなったら、おかゆやうどんなど消化に良いものを、少量ずつ与えていきましょう。

 

 

幼児の嘔吐で注意するべき症状と水分補給の仕方は?

 

幼児 嘔吐

 

幼児に関係なく、嘔吐で怖いのが「脱水」です。

 

下痢や嘔吐をすると、体内は水分を多く失ってしまいます。

 

この状態が続くと治りが遅くなるばかりか、違う病気を引き起こしかねません。

 

水分補給をするときは、一度に大量に摂取させないように注意してください。

 

吐き気がまだ強い場合には、おちょこ一杯程度を小分けにして飲ませるようにしてください。

 

水分はイオン飲料でも、幼児専用のイオン飲料「アクアライト」などでも構いません。

 

吐き気が強いときは、ミカン系のにおいが嘔吐を誘う場合があるので注意してください。

 

 

まとめ

 

幼児が嘔吐をする原因と対処法について紹介しました。

 

幼児は大人と違って免疫機能や体力がまだ弱いため、風邪をひきやすく嘔吐する回数も多いです。

 

風邪や胃腸炎が流行る季節には要注意ですね。

 

また、赤ちゃんは大泣きして空気を飲んでしまい、嘔吐してしまうことがあります。

 

もし嘔吐をしても、その後に機嫌が良ければまず大きな問題はないでしょう。

 

嘔吐後もぐったりして、痛みやつらさを訴えるようであれば、病院受診をおすすめします。

 

水分補給や脱水症状に気を付けることなど、適切な対処方法を知ることで冷静な対応をしていきましょう。