拒食症になる原因と特徴的な症状をチェック!拒食による悪影響は?

拒食症 症状

 

心の病として知られている拒食症は「自分は太っている。」という極端なネガティブイメージを持つことから始まります。

 

自身をどんどんと追い込み「食べる=悪」という考えに陥り拒食症に走ってしまうのです。

 

では、拒食症にはどのような特徴的な症状が見られるのでしょうか?

 

ここでは、拒食症になる原因と特徴的な症状について紹介してきます。

 

 

きっかけはダイエットから!「拒食症」の原因とは?

 

拒食症 症状

 

拒食症は心の病であり、正式な病名は「思春期痩せ症」「神経性食欲不振」と呼ばれることがあります。

 

若い頃に見られる精神的な病気であり、「痩せなければいけない。」という脅迫概念を持ってしまうのです。

 

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事実、10代から20代の女性であれば95%の人が、何かしらのダイエットを経験したことがあると言われます。

 

それだけ体型に関しては多くの人が関心を抱いており、理想の体重を目指すために強い意識が働きます。

 

ほとんどの人はある程度ダイエットに成功すれば止めますし、我慢できずに食べてしまい終了するパターンが多いです。

 

ところが拒食症の人はダイエットが中断ができずに、とことん貫いてしまうのです。

 

これが拒食症の人に見られる特徴的な症状でしょう。

 

 

拒食症なのに過食になるのはなぜ?

 

拒食症 症状

 

拒食症の症状として「過食傾向」も見られます。

 

矛盾しているようですが、実は拒食症の人の約半数が「食べたい。」というストレスに悩んでいると言われています。

 

実は、拒食症はストレスと密接に関係しているのです。

 

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痩せたいという思いが強く残ると、今度は猛烈な過食に走る期間があります。

 

周囲に隠れながら食べることもあり、食べ終わると自己嫌悪に陥り、自分で喉に指を入れて食べたものを吐き出すこともあるようです。

 

過食は気持ちが大きく変化しているために起こる症状なのです。

 

 

拒食症なのに食べ物を買ったり、料理をする理由とは?

 

拒食症 症状

 

拒食症には「買い込み」という行動も見られます。

 

実は拒食症の人は食べ物に対する執着がかなり強くなります。

 

食べることはしませんが、大量に食料を買い込んだり、持ち歩いてしまうことがあります。

 

結局は食べないで捨ててしまうのですが、その「買う」行為に対して満足感を充たすのです。

 

同じような行動で、料理に熱心になる傾向があり、作るのですが自分では食べずに家族や友人に食べさせて満足するケースもあります。

 

 

拒食症の人が特に注意するべきことは?

 

拒食症 症状

 

拒食症の人は食べてしまうことに対して、自己嫌悪や恐怖感を持っています。

 

そのため下剤を飲んで出してしまったり、自分で吐くなどの行動に走ります。

 

下剤を使うと体内の電解質のバランスが崩れる恐れがあり、胃腸炎や便秘などを発症することがあります。

 

専門的な治療が必要になるケースが多々ありますので、注意しなければなりません。

 

 

拒食症が及ぼす生殖機能への影響とは?

 

拒食症 症状

 

拒食症になる95%以上が女性だといわれます。

 

女性にとって定期的に訪れる生理は、拒食によって不順気味になり無月経という状態になってしまうことがあります。

 

無月経は拒食症かどうかを判断する上で重要な判断基準になっているようです。

 

無月経は性腺刺激ホルモンのバランスが崩れている証拠です。

 

これはストレスや低栄養の状態が続いていることによって、視床下部等に悪影響を受けているからだといわれます。

 

【拒食症による体への悪影響】

  • 低血圧や貧血、低体温という症状が見られる
  • 便秘になる
  • 脈拍数の低下

 

心筋細胞にも影響を及ぼすので、最悪な事態になると心不全で突然死するという恐ろしいことも起こり得るのです。

 

 

まとめ

 

拒食症になると見られる特徴的な症状について見ていきました。

 

痩せたいという強い気持ちから始まる拒食症は、ダイエットを通り越した過度な食事制限が特徴です。

 

若い女性に多い心の病の代表といっても過言ではありません。

 

細くて美しい体型は美容にとって不可欠というイメージがあります。

 

度を越した細すぎる体は決して美しいとは言えませんが、拒食症に陥ると判断がつかなくなるのです。

 

女性であれば、ちょっとしたきっかけで陥る危険性がある怖い心の病気です。

 

自分ひとりでは中々治せないこともあるので、周囲が理解を示し専門医に相談をするなどしましょう。